【鳴潮】エンドレス・アビス前半/ロココ/ツバキ/ショアキーパー｜後半/漂白者/フィービー/ヴェリーナ「めいちょう」

「こんにちは。要らないものがあったらペロにあげて。喜んで食べてくれるよ。」
愚者の劇団の二番手、万能の小道具師兼即興コメディアン。
いつも落ち着いた態度でいる彼女は、箱に乗って船内を移動しながら、劇団内のあらゆることをきちんと管理している。

喜怒哀楽が果てしなく巡る人の世では、苦痛も狂喜もただ刹那の幻。

ブラックショアの花持ち・ツバキは自由奔放でありながら、「危険な香り」を身に纏っている。
彼女は運命の出会いを信じており、それが紬ぐ赤い糸に身を任せながら楽しくこの世を渡り歩くことを好んでいる。

静かに育つツバキの種。彼女は約束通りに咲いた無限世界を手のひらに乗せ、小さな赤い蔓を指先に絡ませた。
砂を心臓にすり合わせているかのようなかすかな痛み、それこそが互いの出会った証となった。

ネオユニオンの先駆条約のある小隊と今州を訪れた少女。物静かで面倒見がいい。
植物保育士として、良い意味で年不相応な強い意志を宿す。
チームワークでは、いつも後方支援の役目を担う。

楽譜にインスパイアされ作成した増幅器。音階は、降順。智慧の眼光を以て策を見出し、協奏は急転直下する。

出自不明、失くした記憶を求めて世界を旅している共鳴者、あらゆる「音」を吸収する能力を持つ。

耳を傾けようーー凍りついた刃から、氷河が蠢く音がする。それは、やがて使い手の思想と合流する氷河。この刀は自分の意思で敵を飲み込んでいく。

隠海教団の侍祭・フィービーは敬虔で親しみやすく、そして穏やかで品位のある人物である。
教義を厳守する彼女は、自らを律する聖職者でありながら、愛するもののために喜び踊るような純粋な心を今も持ち続けている。

「慈しみ深き、我が歳主。聖光放つ冠に導かれ、恵みの潮に身を委ねて。今こそ愛に応えて進み、枝を啣みて我が故郷へ。」

謎めいた黒海岸のショアキーパー。冷たい性格と超然とした態度が特徴。
あなたの呼びかけによって生まれた彼女は、長い見守りの中で、世界、そしてあなたとの絆を守りたいという感情と切望が芽生えた。

華胥研究院が源流シリーズを元に改造し作成した、実用的な高性能増幅器。
科学技術の多様性とイノベーションに取り掛かる姿勢を語っている。